この度ロータリークラブの社会奉仕活動の一環として、尾道市内の3つのロータリークラブ共催で、市民公開講座『その時歴史が動いた・尾道編』を開催致します。
尾道市が誇る国宝の寺・尾道浄土寺では、まだ一般にはあまり知られておりませんが、歴史的にも文化的にも大変貴重な『源氏物語図扇面貼交屏風』を所蔵されており、現在、東京国立博物館で厳重に保管され、調査研究が行われております。
この屏風が10月26日~11月4日の間、浄土寺に里帰りするのに合わせて一般公開される事になりましたが、実物は浄土寺以外には持ち出すことが禁じられております。 そこで、その公開前に、この『源氏物語図扇面貼交屏風』の持つ歴史的、文化的な価値を広くご紹介させて頂きたいと、この「市民公開講座」を企画いたしました。
メインゲストには、松平定知氏をお迎えし、この扇面画が製作されたとされる室町時代の尾道の歴史も紐解きながら、興味深い講演をして頂く事にしております。
是非、この機会に古き尾道のロマンに思いを馳せ、浄土寺で展示されている実物をご覧頂きながら、尾道の魅力に浸って頂きたいと思っております。
多くの皆様のご来場をお待ちしております。

六曲一双の屏風に、源氏物語の場面を描いた60枚の扇面を、
おおむね四季の順に張りつけ、室町時代の後期、
土佐派の絵師による作と伝えられます。

屏風に張り付けてある扇面『浮舟』と『夕顔』は、
日本最古の現存する絵であると
学習院大学・小林忠教授は語られます。

講師 西井亨氏(尾道市企画財政部文化振興課 学芸員)

東北大学大学院(考古学)修了。平成12年から静岡県埋蔵文化財調査研究所で勤務。平成17年に尾道市役所に学芸員として奉職。専門分野は、考古学(旧石器~縄文時代、中世)。平成20年度からの歴史文化基本構想や歴史的風致維持向上計画の策定、そして、平成27年度からは、日本遺産を担当。村上海賊の城跡、文献の調査を進めております。

講師 松平定知氏(元NHKアナウンサー・京都芸術大学教授 )

【主な担当番組】
「連想ゲーム」「日本語再発見」などの司会を経て、「夜7時のTVニュース(19時ニュース)」や「朝7時のTVニュース(モーニングワイド)」、「ニュース11」等、ニュースを15年。NHKスペシャルは「新シルクロード」「世紀を越えて」「マネー資本主義」など100本以上。 「その時歴史が動いた」は9年担当。

この他「アンコールワット」「英仏海峡」「地中海」など海外長時間ナマ中継シリーズ。また朝の連続テレビ小説「かりん」のナレーションのほか、各種選挙開票速報、昭和史報道、湾岸戦争、紅白歌合戦総合司会、世紀越え特番(平山郁夫/天竺への旅・薬師寺)などの特別番組も多数担当。

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