本年は国際ロータリー誕生から101年、奉仕の第二世紀を踏み出すスタートの年、そして先の大戦が終わり60年となる節目の年でありました。
今年度はクラブテーマ「戦後60年、ロータリーは何ができるか」を掲げ、さらに、「四大奉仕部門の再認識」、「ロータリー情報の伝達強化」、「公共的イメージの高揚」の三点を軸として活動に取り組み、RI会長賞に挑戦した一年間でした。
(1)「戦後60年、ロータリーは何ができるか」
戦争を知らない世代が多数となった今日、ややもすれば風化され、忘れ去られようとする、あの苦難の時代を今一度思い起こし、戦後六十年を見つめ直して、次世代の人々に平和な日本を継ぐ為の布石を打つことが出来ればと考えました。
○「戦後60年を語る」と題したシリーズ卓話を行い、年長会員の皆さんにそれぞれの思いを話して頂きました。
○「市民公開講座」に東京恵比寿ロータリークラブの本年度会長、女優・松島トモ子様を講師にお招きし「多くの人々との出会いの中で」と題して、講演会を開催しました。シベリア抑留中に落命されたご父君の墓所を訪ねるまでの体験を感動的に語っていただき、平和の大切さを次世代の人々に引き継ぐ糸口が見つかったものと思っております。
(2)「四大奉仕部門の再認識」
○クラブ奉仕
親睦委員会(馬越委員長)には、納涼家族会、月見例会、花見例会と一年を通じてユニークで洒脱な企画と運営で、会員相互並びに家族間の親睦を深めていただきました。
プログラム委員会(宇根委員長)には、例会数が足りないほど毎回多彩なゲストによるプログラムや卓話などで、楽しく有意義な例会プログラムを構成していただきました。
会報委員会(柏野委員長)は、毎回の例会を簡潔で十分な内容にまとめた週報を発行していただき、また各例会や行事の記録写真撮影に努めていただきました。
雑誌・広報委員会(杢谷委員長)にはロータリーの友から委員長独自の視点で、注目の記事をピックアップして会員に伝えていただきました。
出席委員会(前田委員長)は、季節の話題を織り交ぜながらの巧みなスピーチと、ロータリーに関する各種の資料・情報を会員に伝えることで、出席率向上を図っていただきました。
○職業奉仕委員会(吉川委員長)は、公開された大和ロケセット、尾道防災センター、尾道商業会議所、県立尾道北高校など時宜を得た会場で4回の職場例会を実施され、職業奉仕の再認識と地域社会への貢献について考える場を提供いただきました。
○社会奉仕委員会(高地委員長)は、市民公開講座の開催に向け尽力いただくとともに、尾道の学校で子供たちに本の読み聞かせ活動を続けている団体「ルピナス」に対する「尾道東ロータリークラブ賞」の授与を他の委員会との連携の下取り組まれました。
○国際奉仕委員会(徳永委員長)には、オーストラリアから尾道高等学校への留学生を迎えて、国際交流例会を開催していただきました。留学生たちには例会ゲストとしての参加証が記念品とともに贈られました。
(3)「ロータリー情報の伝達強化」
雑誌・広報委員会、会報委員会、出席委員会等の活動とともに、石井SAAの計らいで、理事・役員間のメーリングリストを設置していただきました。理事会構成メンバーの円滑な意思疎通とスケジュール等の確認に大いに役立ちました。
(4)「公共的イメージの高揚」
○第6回「市民公開講座」は、東京恵比寿ロータリークラブ会長、松島トモ子さんの講演でもあり、会場を満たした市民の皆さんに、改めてロータリークラブの広報ができたものと思います。
○「尾道東ロータリークラブ賞」授与、「尾道北高校での職場例会」など、報道で取り上げられることも多く、公共的イメージの高揚につながったことと思います。
この1年間、会員の皆様のご協力で、充実した活動が行えましたことを感謝し、心より御礼申し上げます。
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