国際ロータリー2710地区 尾道東ロータリークラブ ONOMICHI-EAST ROTARY CLUB
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「行動しよう、未来のために」(変革に取り組もう)

クラブ運営方針
「創立の精神に立ち戻り会員相互の親睦の中から奉仕の理想を生み出す仕組み作り」
 

=絆−−にぎわいの創出=


宇根幸治
 RI会長  カルヤン・バネルジー
 第2710地区ガバナー  田村 泰三
■会長
■会長エレクト
■副会長
■幹事
宇根 幸治
山北 篤
三宅 宏
杢谷 正樹
■会計
■会場監督(SAA)
■副幹事
■副会長監督
    (副SAA)
高地 輝之
勝島 康次郎
亀田 茂登
塚本 啓志
この一年を振り返って 宇根幸治

 本年度の2710地区の会長、幹事会が行われた2日前の3月11日。東日本一帯に大地震が発生し、それに伴い福島原子力発電所の放射能漏れ事故が生じた。死者、行方不明者が数万人になるという報道に、田村ガバナー初め、会合に参加した全てのロータリアンが、2011年度の行動目標を、この大災害への支援に全力を注ぐことへと変更することを余儀なくされた。
 そして、私たちのクラブも、急遽"絆――にぎわいの創出"という目標を掲げ、東日本支援の活動を行い、いつまでもこの災害を忘れない、という決意のもと、7月から新年度の活動を開始した。早速10月には医師会と共同で、本会員の写真家村上氏が、アフリカの現地で見た、ブルキナファッソの生々しい、悲惨な子供の状況の報告と、被災にあった東日本の子供の状況をだぶらせて、2つの現地の写真をもとに講演会・報告会を行った。
  例会では、災害から1年という3月を中心に、重点的な支援活動計画を作り、毎週の例会場に村上会員が撮った被災地域の写真の展示を行った。また、消防、防災センターでの職場例会をして、現地での救援活動にあたった救急隊員の話を聞く機会を持った。
  こうした活動を通し、会員に3月11日に起こったことを忘れてはならない、という意思を伝え続けた。
  6月には、広島交響楽団員と東京での演奏家とのジョイントで東北支援コンサートを主催し、400人を超す市民の参加を得た。その会場でも村上会員が撮影した被災地の悲惨な状況を写した写真展を展示し、市民の方から12万円を超す募金・支援金をいただいた。
  また、これより前、4月には会員有志が中心になって、被災地の名産品を販売し、これも60万円を超す商品を市民の方に買っていただき、にぎわいを創造する中で、東北の方々への支援活動を行ってきた。
  文字通り、この1年は東北を意識した年であった。しかし、終わってみても、まだやり残したことが多い事を感じる1年でもある。
  会員の皆さんには、多くの支援・協力を心から感謝しながら、今後も共に、被災地で苦難の生活を強いられている方々のことを忘れないようにしたい。ロータリーの活動計画は単年度で終了するが、今後も現地の状況を見ながら、福祉団体として末長い支援活動を続けていくことをお願いする気持ちでいっぱいである。

 
 
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